千歳あめを店先で見つけた。私はペコちゃんのミルキー千歳あめが馴染みで、普段食べているミルキーより固くて表面が少し粉っぽいところがお気に入りだったのだ。途中まで食べるともうおなかがいっぱいになってしまい、「残り、どうしよう・・・」と考えながら食べていたっけ。
私の記憶は3歳ぐらいからあるのだが、七五三の記憶が脳裏にない。お参りに連れて行ってもらったはずなのだが・・・3回共覚えていないのだ。着物を着せてもらって妹と中山寺で写真を撮ったあれかなぁ?ふぅ~~む。
子供は七五三のお祝いが何なのかわかっていない。多分「今日は七五三だから」程度の説明しか受けずに、連れて行かれたんじゃないだろうか。遊園地や動物園でもない場所に理由もよくわからないまま連れて行かれて、それが自分の健康を願っての行事だっただなんてそこまで頭は回らない。だから「なんか出かけたけれど、なんで出かけたのかわからない」お出かけの日でしかなく、記憶にも残らなかったんじゃないかなと思う。
健やかな成長の感謝をし、区切りをつけてそれを祝うのが七五三。千歳あめは子供に食べさせるだけでなく、親戚やご近所さんに贈って福を分けるものなのだそうで、浅草で売られたのが始まりのようだ。
幸福は人に分けても減るものでなく。
幸福が減る時、その原因は独り占めすることにあるのだそうだ。
七五三のお祝いと千歳あめ。
可愛い着物を着せてもらって、はいチーズ。
元気でスクスク大きくなあれ。