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投稿日:2007年07月10日

2007年07月10日

今日は種ともこさんと「下北フレンチランチ、リベンジツアー」なのだ。
種さんとは、前回行こうと一緒に行った店がその日休みだった。その時に、「私が行くお店は、どういうわけかその日に限って閉まっていたり、なくなっていたり、何らかの理由で入れないことが多い」と、種さんは嘆いておられたが、今日リベンジ予定の店は種さんの直前の下調べによりつぶれていることがわかり、急遽下北から場所を移しての、「リベンジツアー」となったのだ。
経堂駅、12時待ち合わせ。
いざ、ランチリベンジ。
そして・・・
「本日ランチタイム貸し切り」
「休業日」
「店、改装中」
私達はいきなり三軒のフレンチレストランに立て続けにフラれることとなり、種さんの「私が行く店は、何故か入れないことがある」は、筋がね入りであることがわかったのだった。
この日の為にグルメガイドを買ったという種さん。
私は笑いすぎて、ちょびっと傷つけたかもしれない。
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フレンチツアー、続行。
そこで、場所を駒沢大学駅近辺に移し、本日4軒目にして「下北フレンチリベンジツアー」は仕切り直しとなったのであった。
「いらっしゃいませ」
あれまーー。
ドアを開けると、そこは思っていたよりも貴族チックなフレンチレストラン。執事とうばがそこにおった。
<お帰りなさいませ、お嬢様>
はい。お嬢様です。
年齢的には、貴婦人です。
貴族チックなソファにまず案内されたあとで、席に連れていってもらうと、店内には恐らく「本物のお金持ち」と思われるご婦人たちがランチをとっておられるのであった。
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最初に飲み物メニューを出され、その後やってきたお食事メニューにちょっとびびった。まず10000円のコースの説明があり、右ページは15000円のメニュー。
ひ、昼間っからですか。
貴婦人、一人脱落。庶民に戻る。15000円のメニューを見た時、私は「駒沢大学駅前にみずほ銀行ってあったっけ」と、心細さでいっぱいになったのだ。貴婦人はみずほ銀行にお金を下ろしには行かないだろう。そんなことをして、一緒に居る貴婦人のお友達に恥をかかせちゃいかん。ランチメニューがあって本当によかったのだ。
246という大きな道路沿いにある店でありながら、店内はとても静かだった。奥の庭園は森に来たかのような自然があり、確かに豊かなひとときも得られる空間となっていた。
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最初、店にフラれて迷子の旅行者となった二人だったが、最後は執事とうばの元に辿り着いた下北フレンチリベンジツアーとなった。
めでたし、めでたし。なのだ。
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「楽しかったですわね」
「それでは、ごきげんよう」
「えぇ、どうぞお気をつけて」
パスモを振りかざすと、地下を通る魔法の馬車がお迎えにやってきて、貴婦人達はそれぞれのお家へと帰って行ったのであった。