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投稿日:2007年07月27日

2007年07月27日

ブタねこちゃん。
この辺を縄張りにしている白い猫のことだ。
赤い首輪をしているのでメスなのだろうが、その顔はとても「女の子」には見えない。いかつくてごっつい顔をしているので可愛いという感じはなく、ボスの風格があるのだ。夜中に「フギャー」と叫びながら、同じくここを徘徊しているキジネコと派手に戦っていて、相当気が強いのではないかと思う。
隣家の屋根で寝そべっていたり、路地でくつろいでいたり・・・・、塀の上を歩いていたり、前はバス停のところで見かけたこともある。
私とはいくらかの距離をおいた間柄。近所のおじさんと息子さんは触っているが、ブタねこちゃんは私とは仲良くなる気持ちはないらしい。私も彼女の縄張りに触れないように、今は目が合っても知らん顔をするようになったのだった。
時々、じーっとこっちを見ていることがある。
私はこの先住者に一番気を使っている。引っ越して1年が過ぎたが、まだこのブタねこちゃんとの関係には緊張感を伴うのだ。
最近は私の家の窓のすぐ外、敷地内でくつろぐことが多くなった。去年はなかったことだ。バイクの横にデンと横になり、無防備に寝ていたりする。
今日もカーテン越しに昼寝をしている姿が見える。
ブタねこちゃん、少しは警戒心がほどけたのかい。
そこが気に入ったのなら、好きなだけお昼寝をしていきなさいよ。
奥の部屋にはダンボが、足元にはゴン太が、そして右に目をやればブタねこちゃんが気持ちよさそうに眠っている。
それぞれは私と取りたい距離があってそれは全く違うものだが、共通して言えるのは動物達はみんなお節介が嫌いということだ。
犬、イタチ、ねこ。
3匹3様。
3匹の眠っている姿が同時に見えるこの位置に立った時、今日は自分が3匹の動物達と暮らしているような気持ちになったのであった。