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投稿日:2007年08月20日

2007年08月20日

服部祐民子ちゃんとのリハーサル2日目。
結構、歌いっぱなしの祐民子ちゃんなので、よく声が疲れないなぁと思うが、歌うほど声が出て来ると本人は言う。ロングトーンになるところがリハーサルでやっていても気持ちがいい。やっぱり今日も、曲の空気と温度をしっかり掴むことが大事だなぁと思ったのだ。
スタジオの中というのは、エアコンが設置してあって、年中それが冬であっても暖房にすることはなく冷房が稼働していることが多い。
窓のないスタジオから、何度か休憩で外に出るとそこは夏の猛暑の世界。カンカン照りの日差しは今日も続いていた。
「暑いね〜〜」
「ほんと、暑いですね〜」
それが、だんだん日が沈んでいき、リハーサルが終わった頃には夜になっている。
二人で黙々と進めるリハは、なんとなく合宿っぽい雰囲気。お互い10年以上、音楽を仕事にしてきているので、もっと簡単に進めていくリハーサル方法も通ってきているが、今回はアマチュアバンドの頃にやっていたような千本ノックリハをやっているのだ。
いつかマネージャーの大山さんが、曲作りの時祐民子ちゃんは納得が行くまでやり直しをすると言っていた。私もそう、だから似たタイプの曲作りをする二人が、曲作りと同じような進め方をライブ作りでもすれば、きっと先に出来上がるものがいいものになると思う。
リハが終わると、お腹が空く。
「かんぱ〜い」
ご飯を食べつつ打ち合わせをする。
考えてみたら、二人でご飯を食べるのは初めてなのだ。
「じゃ、次は23日に!」
この合宿っぽいリハは、きっと今年の夏の忘れられない思い出になって、この先何年も残るような気がする。
帰り道、夜の風が少し秋に近づいていた。
秋は夜からやってくる。
どこで鳴いているのかな。
姿は見えないけれど。
君もロングトーンが気持ちいい声ですね。
秋の虫が鳴き、9月を手招きしていた。