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投稿日:2010年06月05日

2010年06月05日

最近、昆虫を食するのが流行つつあるのだそうだ。
育てたり、標本にするのではないらしい。昆虫料理試食会なるものが先日開かれたそうで、まぁ「イナゴ」や「カエル」も食べられていたりするので、昆虫も「カリカリ」していて歯ごたえが案外いいのかもしれないが・・・・。
やっぱり私はこのテの食べ物はダメなのだ。
「カイコさなぎとチリビーンズミックス煮」
「スズメバチ幼虫のドリア」
「ツムギアリのポテトサラダ」
定期的にこんな風に昆虫を料理して試食会を行っている会だそうで、ネーミングだけをぼんやり見たら美味しそうなフレンチレストランのメニューみたいだが、文字にフォーカスを合わせてみると「幼虫!?」「アリ?」「カイコ!」という単語がしっかり入っているのが見える。
お、おえ~~~っ。
正直な感想は、私はおえ~~~~っ、だ。
カナブンのような「カリカリ」ではなく、イモムシの「プチっ」とした食感だと想像しただけで、もう気分がかなり悪くなって来る。
昆虫を食す人達は、真面目に昆虫を食材として考えておられるようで、「楽しい昆虫料理」という昆虫料理の本まで出版されている。だから、密かに「昆虫って美味しい」と思い始めている人が増えているのかもしれないのだ。
私からすれば「サザエ」や「アワビ」など”海の生き物”にしか見えないものが一般的な食材となっている。個人的には「何故ここに並んでいるの?」と不審に思ってももうこれらは「食材」として何の疑問も持たれずにスーパーに並んでいる。
じゃぁ”草むらの生き物” だってだんだん認知されて来れば「食材」として捉えられるようになるかもしれないのだ。
えぇええええ~~~。
カナブンの煮物が給食で出たりするのかもしれない。
イモムシクリームのコロネパンなんていうのがパン屋さんに並ぶかもしれない。
うーーーー。
気が重い。とっても重い。
そしていつか昆虫料理は居酒屋の人気メニューになる。
かつて「一回でいいから、食べてみなさいよ。騙されたと思って」と、食べ物だと認めていない納豆やウニを食べるハメになったのと同じように、「人生変わるから!」とよくわからない押しを受けてイモムシドリアを不幸な表情で試食している自分の姿が浮かぶのであった。