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投稿日:2010年07月12日

2010年07月12日

今年ももう夏物バーゲン真っ盛りの頃となった。
一つ不思議に思っていることがある。それはレディスファッションに於いて2way、3wayと書かれた洋服が多くなっているということなのだ。
店員さんもこの言葉をよく口にして品物を勧めるようになった。私ももちろんよく聞くのだ。
「こちらのスカートなんですけどぉ。」
「マキシ丈でも着られるし」
「ほら、上まで上げて来てもらうとワンピースにもなっちゃうんですよぉ」
男性の店員さんまで2way戦法で話しかけて来る。
「このスカートなんですけど」
「普通にスカートとしても履いていただけるし」
「上まで上げるとビスチェとしても着て頂けるんですよ」
もう何回もこの着方については説明をもらって、誰もが知っているはずなのだが、その説明を店員さんにされると私も「あぁ、知っていますよ」と言えずに反射的に「はぁ、そうなんですか〜」という言葉を返してしまうのだった。
しかし。
そもそも。
2wayってあなた。
2通りの着方が出来ますよということなんでしょうか・・・・。
それは違うと思うんです。
一昔前も同じ着方は出来たはずでした。
でもそれは「変」な着こなしという解釈をされておりました。
今は時代が変わって、どういう着方をしても別に周りが気にしなくなったというだけのことなのだ。「2way」と呼べる程デザインが変わってすごい画期的な仕掛けが加えられたわけでないので、「2way」というのは厳密にはおかしいと私は思うのだ。
一度、そう問いかけてみたいのだが・・・・。
「いらっしゃいませぇ〜」
「こちら、2wayになっているんですよぉ〜」
「ほら!」
「こうするとビスチェになっちゃう」
あぁああああっ。
またもや、2way手品か。
しかし私もどうして反射的に「初めての話」を聞くヒトのフリをしてしまうのであろう。
2wayを見せられてお客は「本当ですね〜」とびっくりした表情を作っている
ナンカヘンデスー。
みんなどこの店も内容が同じ手品をやっている。一度ぐらい「ほら!」と言った時に、本物の鳩でも出してくれたらいいのになと思うのである。