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投稿日:2010年07月20日

2010年07月20日

夏を代表する花の一つはひまわりだろう。
私が子供の頃は花壇にひまわりの種を植えて、そのうちに自分の背より大きく成長してそうして真夏になると花を咲かせてくれたっけ。ひまわりは花になるかオウムの餌になるかのどちらかの運命を辿っていたのだ。
昔は大輪の種類しかなかった。それが品種改良されてこぶりのものが花屋さんで売られるようになってから、逆に大輪のひまわりを目にすることが私はなくなっていたのだった。小さいひまわりの方が部屋の花瓶にも飾れるし、それになんとなく可愛いし。あまりに大輪種の姿を見なくなったので、もしかしたらもうなくなったのかもしれないとさえ思っていたのだった。
だが、今住んでいる所の近くの緑地公園には大輪種のひまわりが咲いている箇所がある。五日市街道からも見えるし、サイクリングコースの脇の花壇にも背の高いのが咲いている。脇道に入ると「ひまわりの種を植えました」という札がかかっていて、その奥にはもう札がいらないと思える程一目でひまわりだとわかる花が密集して伸びているのだ。
ひまわりはやっぱりコレだったなぁと最近は思う。
品種改良されて可愛らしいサイズになったが、夏に似合うのは背が高くてちょっとヤボったい感じで一輪、大きな花を開くあれがひまわりなのだ。
花びらが太陽に干されて少し縮んでいたり、葉っぱが茶色に変色したり、商品としては売られていないようなちょっと傷んだ部分があるそれもまるごと含めたのがひまわり。
スマイルマークのような、いやスマイルマークがひまわりを真似たのかもしれない。
笑顔の花、それがひまわりだ。