今日は、名古屋だみゃー。
私達の仕事では、「名古屋に出張に行く」という言い方は何故か聞かない。
「入り(いり)」。
前日から行く時は「前のり」と言う。
「今日は、”名古屋、前のり”で”明日は午後1時半入り”です」という連絡が来ると、「はい、わかりました」と返事をする。変な日本語だが、これで音楽の仕事をしている人との会話は成立するのである。
今日は、”名古屋、前のり”につき、名古屋に入(はい)った。
名古屋は道が広い。主要数本が広いだけかと思いきや、広い道路がたくさん走っていて、東京とはまた別の意味で東西南北がわからなくなってくるのだ。
だが、名古屋も思い出がたくさんあって、テレビ搭から根性で特に意味もなく階段で降りたことや、栄でのライブ、名古屋港でのイベントにFM愛知のレギュラーで通ったこと。「千種区」や「小牧市」「稲沢」など、道路標識に書いてある地名を見るだけで、リスナーの方から頂いたお便りやファックスが蘇り、胸がキュゥウウンとしてくるのだ。
ハロー、名古屋。
お久しぶりです。
名古屋もまたどこにも似た街はなく、
名古屋にしかない土地の匂いがする。
楽しみは観光でも、美味しいものでもなく。
今年もまた来ることが出来ました。
どうぞよろしくね。
深夜、いや深い深い夜に、心の中で「グッドモーニング!」と、名古屋の街に挨拶をしたのだった。