日別アーカイブ : 2007年3月20日

投稿日:2007年03月20日

2007年03月20日

朝起きてパソコンを開くと、母の日&父の日ギフト承りますというメールが届いていた。
え!
寝起きのまだ頭が回っていない時にこういう文章を目にすると、”今日って何月のどれぐらいの時期なのか”と時を見失う。
ギョっとしてカレンダーを見る。
「何月」
3月。
「・・・の、いつ」
20日。
・・・・・・・。
”よかった。”
そこでようやく一人部屋でホっと肩を撫でおろす。驚かさないでよ。まだ春休みに入ったばかりだというのに。
こういう類のメールは、ビックリ箱メールと呼ぼう。季節フライング気味の単語が含まれているとNG。そうやって振り分ける機能が出たら早速私は使うのだ。
先日はもう鯉のぼりが売っていた。そこでも足が止まったが、「鯉のぼりかぁ」と、目を細めるのではない。やはり、「今、一体何月何日ごろだったっけ」と一瞬考えるのである。ちょっとうんざり。自分もせっかちだが、私のせっかちは今日の中でのせっかちであって、季節は常に今をもっと楽しみたい。
今年もこうして鯉のぼりの頃には、お中元フェアのお知らせにギョっとして、セミがミンミン鳴いている中で「秋の新作」のブーツをショーウィンドーで見て、9月になればカボチャのお化けに囲まれそのまま「おせちの予約承り中」で終わるのだ。
こんなもんでしょう、でいいのか。
気にしない、だけで本当にいいのか。
微妙に時間軸を狂わされて、そのちょっとずつが長年溜まっていき、それでそのうちみんな病気になったりはしないのか。
バス通りのクリスマスイルミネーションの家は、まだチカチカとサンタさんが輝いている。
「もうウチは、関係ないし」
一年を捨てた感じが、妙に凛として見えて来たのであった。