今日は舞浜の某ホテルでの結婚式に出席した。
結婚式に出席をするのは、何回目になるだろう。ブライダルのエレクトーン演奏の仕事をしていた頃もあったので、その場に参加をしたことも含めたら結構な回数になるのではないだろうか。
むかーしむかしは私も、新婦のウエディング姿を見て”そのうちにあそこに座るんだわ”と、自分が新婦の席に座っている所を思い浮かべたりしたものだ。”袖ん所はパフスリーブが可愛い”だとか、”裾はフワッと広がってるのもいいけれど、ストンとシンプルなのも迷うところ”などと、一生に一度のウエディングドレスなのだから・・・と、欲張りな心ではちきれそうだったのだ。
それが・・・。
ある頃からもうウエディングドレスを着ている自分が想像出来なくなった。もう今私があれを着れば結婚式でなく仮装大会だなと冷静に考えるようになり、あんなに欲張って頭の中でドレスのデザインにシビアになっていた自分は、今やすっかり消えてしまったのである。
いろいろと条件が複雑になり、頭でっかちになり過ぎて現在に至っているのだが、あとよく考えてみたら私は自分の新婦姿を想像したことは何度もあったのだが、隣りに座る新郎について想像したことがなかった。
それでも花嫁のブーケを取りに行っている。
そして今日も取れなかった。
だが何故だか知らないが、結婚式の時の余興のゲームはいつも強い。福引きでは当たったことがないのに、ジャンケンゲームで最後まで勝ち残ったり、賞品を当てては壇上に立って目立っているのだ。
結婚式。
花嫁姿の新婦さんを、叔母のような眼差しで眺めるようになっている。そして今日も早押しゲームで4等になり、掃除機をもらって帰った。
やった。嫁入り道具がいっこ増えたのだ。
これでいいのか。と思いながら、家で掃除機を幸せな気分で組み立てている私なのであった。