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投稿日:2007年03月19日

2007年03月19日

もう一生直らないとあきらめているのが、落とし物と失くし物癖だ。いつからこうなったのか思い出せないが、京都時代からの友人に去年再会をした時に、その頃からしょっちゅう落とし物と失くし物をしていたと聞いたので、自覚がない時期も含めたら、恐ろしく長い期間、物を落とし続けているのであろう。
イヤリングにピアスは多数。切符も多数。先日は買ったばかりの服を落とした。お金も落とすし、着て行った上着も失くす。サングラス等の小物は、買った時点で「いつまで一緒にいられるのかなぁ」ということをまず案じるし、普通に肩に掛けていた鞄を歩きながら落としたりもする。その時は見知らぬ人に鞄を持って追い掛けて来てもらい、そこで初めて「あら、鞄を持っていない」と気がついたのだった。
もう、慣れている。
手で持つ物、身につけるもの、身近に携帯しているものが頻繁に失くなり、そしてその瞬間に自分は全く気がついていないということだ。
泣く泣く迷子になったのか、それとも逃げるなら今がチャンスだと、狙って逃げて行ったのか。
私、何か臭いのでしょうか。
ゴミだけは、いつも鞄の中にいっぱい入っている。
元、自分の物だった物達を集めて同窓会を開いたら、どんな物達に会えるのか。きっと楽しいだろう。そして「これって、全部で一体いくらになるんだろう」と、自分が無駄遣いをした気分に襲われて、軽く落ち込んだりもしそうなのだ。
お〜い、みんなどうしていますか〜。
物にもいろんな性格があるのだ。
<お前、帰るのか、アイツんとこに>
<なんだか、かわいそうに思えてきちゃって>
<やめとけ、やめとけ>
<う〜ん、もう一回だけやり直してみるわ>
<後悔したって知らないぞ〜>
本日、杉並区役所から「手帳を落とされましたよね」と電話を頂いた。
今度こそ、もう失くさない。
大事にするから。
私は本気で誓う。
他人と暮らすのは難しいと言うが、物と一緒に暮らすのも難しいことなのかもしれない。
私と同じように、落とし物や失くし物が多いという人は、物を失くすという感覚ではなく、物に捨てられたと考えを改める方がいいのである。