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投稿日:2008年05月05日

2008年05月05日

無料のホームページで日記を書いてみたらどうかと、入院生活が長くなった私に友人が勧めてくれて、気まぐれで何か書き始めたのが2001年のことだった。
締め切りがあるわけでもない。誰かに望まれたり期待をかけられているわけでもない。wasa−bというニックネームで本当に気楽に好きなことを書こうと始めた日記だった。
今日で8年目に入った。
ベッドから一人で下りることも出来なかった私は、あれから病院の窓の外の景色を見ることが出来た。耳を澄ませて聞こえてきた音から景色を想像するだけだったのが、今はスーパーに行って自分の買いたいものを自分で選ぶことが出来るようになった。
自分のことを見失いそうになった時に、日記に書くというただそれだけで、時に自分自身が救われることもあった。
日記を続けてきてよかったなと思うことは、その日の一部だけを切り取ってあったとしても、読めばそこからその日がどんな日だったのかが思い出せることだ。外付けのハードディスクみたいに情報がパソコン本体になくても保存しておけるのと同じ感じだ。
今はブログを書いている人がうんと増えた。
マメに更新をする人は、「save」好きな人。性質は大いに関係があるだろう。
いつまで続くのか、自分でももうわからなくなってきたが、あまり深く考えずに始めたものだから、あまり深く考えずに付き合っていけたらいいなと思う。
”今日はその人の数だけ存在する”ということを教えてくれた。
自分にしか書けない世界にたった一つの文章、それが日記だ。