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投稿日:2008年05月18日

2008年05月18日

渋谷7thfloorに、種ともこさんの弾き語りシリーズ「雪月花Vol.2」を観に行った。
今回の共演者は柴草玲さん。柴草さんとは去年の秋に私が体調を崩して出られなくなったライブで、本当はご一緒する予定だった。去年の一件のおわびを直接言いたかったのと、一度ライブを観てみたいと思っていたので、ようやく4月に柴草さんのライブを観に行けたのだったが、そのライブがすごくよかった。
だから今日はとても楽しみなセッションなのだ。
私は自分が好きになるアーティストは、割合で見ると女性アーティストの方が多い。それは例えば歌詞なら、「私に向かって歌ってくれているんだわ!」という感動よりも、「私の心の中を言い当ててくれている!」という感動の方がグっとくるからなんじゃないかなと分析をする。
まず個人の私が、性別女性の心で音楽を聴いて、それから自分は音楽を演る側でもあるので、今度は楽器の音も聴こえてきたりする。また「作る」もするので、知らず知らずのうちに「作るアンテナ」でも反応をして音楽を聴いているのだとも思う。だから自分では特に分析をするつもりもなく、普通に聴いているつもりではいるが、多分結果私の音楽の感じ方はこの3つのアンテナが伸びていて、そこでキュンときたりグっときたりうなづいたりしているのだと思う。
お二人は、まず他に似ているアーティストが居ない。そしてもっとすごいと私が思うのは、それぞれ強烈な個性を感じさせられながら、そういうものが時として放つことのある下品な部分が全くないということなのだ。目線というか温度感と言おうか、私はこれは難しい部分だと思っていて、自分にも「ここはこう大事にしたいな」と思って目標にしていることがあるが、歌をどういうピアノ伴奏で支えるかという部分ももろもろ・・・・とにかくお二人のライブを観て、自分も頑張りたいなとあらためて思った。
しなやかに自分の音楽を進む。
そういう人が好き。
いつか共演がしたいと思っているお二人だ。