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投稿日:2008年05月09日

2008年05月09日

今日はビリージョエルの誕生日。
ビリージョエルの曲を最初に聴いたのは、ラジオの深夜放送だったのではないだろうか。悲しげな口笛で始まる名曲「ストレンジャー」は私にとってセンスのいい洋楽として耳に残り、当時洋楽ならなんでもいいわけではなく好みみたいなものはなんとなくあってビリージョエルの曲は私の胸を掴む何かがあったのだ。
その後に知った「素顔のままで」も名曲だが、私が好きになったアルバムは「イノセントマン」というアルバムで、ビリージョエルの話題になった時にはそれほど会話に出て来ないが、「アップタウンガール」が収録されているセピア色のジャケットのアルバムだ。
このアルバムが出た時は私は大学生で、青春まっただ中。「アルバムを通して聴く」体力が一番あった頃で、よく聴いたアルバムというのは、好きな曲が入っているというだけでなく曲と曲の間がどれぐらいあったかなど、全部の空気感が体に染みついていたりする。
今の時代にあれぐらいの世代でいたら、きっと私は電車の中でもi−podを聴いていただろうなと当時を振り返る。
毎日音楽を聴いていても飽きなかった頃があった。
好きな曲はいつの間に体に入り込んでいて、ささいなコードチェンジの時の音の積み方に影響を受けたことが見え隠れしたりもするのだ。
「彫刻像みたいなヒト」だなぁ。
が、イメージだった。
もう59才。
まだ59才。
向こうは深夜だから、今頃寝てるのかな。
沢山の思い出を曲に乗せて私にくれたアーティストの一人なのだ。