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投稿日:2008年05月26日

2008年05月26日

新しく買った音源ソフトが上手く動かず、解決出来ないまま土日が過ぎた。
ようやく今日はお客様センターに繋がる。
朝ご飯を食べ終えて、メールチェック後に早速電話を掛けてみたのだった。
「もしもし」
私は基本的に音楽ソフトの会社の電話対応係の人は嫌いなのだ。専門的な分野だからなのか、対応が初心者にでもわかるような優しさに少々欠けると感じたことが何度かあった。専門用語と専門用語を繋げて話されてもわからない時があるのだ。それで話が通じないとなると鼻で笑ったりする輩まで居る。初心者を導いてなんぼだろう!と言いたくなるが、こんな風に嫌みな天才が窓口に出ることが多いのだ。
「もしもし」
今日は声の小さい天才が出た。昨日一昨日と休みがあったんだろう。月曜日の朝からは切り替えてお仕事頑張ろうよと言いたくなるぐらい覇気がない。そうしてやはり天才だったが、初心者にはわからない答え方しかしてくれず、いくらかの説明をサササっとして後はこの手順で出来ると思いますよ。と言って電話を切る方向に仕向けるのであった。
そんな・・・・。
冷たすぎない?
電話を切った後で言われた通りにやってみたが、まだ解決しない。さっきの電話が冷たかったのでもう一度電話を掛ける勇気がなくなっていたが、悩んだ末また電話をすることにした。
「もしもし」
あれ。
今度はさっきの人じゃなかった。
一人目の彼とは違って、今度の人は説明が上手な人だ。うんうん。そうなんだ。そっかー。うん、言う通りにする〜。さっきの人が冷たかったので、すぐに私は心を開いておった。
彼ってとっても頼れる人!
なんだか辛い恋の後にすごく素敵な出会いを得たような充実感。
彼に出会えて本当によかった!
と、思っていたのだが最後の最後になってちょびっと割愛が入り、後の手順だけ教えてくれて、急に彼ともなんとなく別れることになったのであった。
みき、英語がよくわかんないんだもん。
彼がいた時はあんなにスムーズに事が進んでいたのいうのに、一人になるとまたつまづいて先に進めない。初心者はとにかく応用がきかないのである。なんで彼はあともうちょっとだったのに、私を捨てて去ってしまったのか。
彼が恋しい・・・・。
もう一度やり直せないの?私達。
と、思ったら時刻は12時を回っていた。お客様センターは1時間の昼休みになり、この間は無情にも電話が通じないのである。
昼休みをはさんでまた電話攻撃をする。
「もしもし」
今度は声の小さい元彼が電話に出た。ここはもしかしたら二人で電話を取っているのだろうか。「彼に代わって!」と言えずにまた元彼とやり直すことにしたが、専門用語や略語で話すこの彼とはやっぱり会話がスムーズに運ばないのだった。
教えてよ。
私からのリクエストはそれだけなのだ。
全部で5回ぐらい電話をしたと思う。今回の件は最後までメーカーの人に付き合ってもらわなければ解決しないというパターンだったと思う。向こうも疲れただろうが私も疲れたのだ。
だが。
ソフトが目出度く動き始めた。
素晴らしい。
どんなに辛い恋にだって、
そうよ、明日は来るの。
急に去って行った彼のことや、天才だが冷たかった彼のことをもう忘れて、私はまた新しい人生の一歩を踏み出したのであった。