昨夜急に具合いが悪くなったことで、今日はちょっと気持ち的に不安がぬぐえないのだ。
病院では筋無力症が悪くなったのではないと先生も言っていたし、血液検査上でも特に異状はなかった。
大丈夫。
大丈夫。
少しずつ自信をつけていくしかない。
あるミュージシャン仲間のことを思い出した。一時、その人は楽器を演奏しようとすると、その時だけ手が動かなくなるそういうことがあったのだそうだ。
で、どうやって治ったの。
そう聞いたら、「大丈夫、手は動く」と自分に言い聞かせて、そうして少しずつ克服していったということだった。
私もそういう自己暗示で越えていくしかない。
夏バテだったのかなぁ。
いいや、もうあまり深く考えるのはよそう。
大丈夫。
大丈夫。
昨日調子が悪くなったのと同じ時間になると、少し緊張をした。
「また、来たらどうしよう」
やはりちょっとトラウマに覆われそうになる。
いいや、大丈夫。
今日は大丈夫。
30分が過ぎ、1時間が過ぎ・・・・。
今日は無事何事もなく終われた。
あせらず、ゆっくり。
体が何かを私に言いたかったんだろう。
だからそのことについても、考えよう。
自分の体について無意識でいられる日は、それだけで有りがたい一日なのだとあらためて思ったのであった。