体調が良くなったのではりきっていたら、また夜になって急に具合いが悪くなってしまった。
一昨日ぐらいは一日作業を詰めてやっても大丈夫だったのに・・・・。
少し体調にも自信がついてきていただけにちょっとショックを受ける。
ベッドに横になり、目を閉じる。
こんな時は逆らわないのが一番なのだ。
今日も夜になってからひどい嵐がやって来ている。
昼間はそんな予想も出来ない空だった。
地上からは「なんで?」と読めないことでも、天空からそれらを見ればそうなる理由も見えるのだろう。
今日の体調はさっきまでいい天気で、急に嵐がやってきたという感じだ。
雷が鳴っている時には、よく母と妹と3人で電気を消して「くわばら、くわばら」と雷が落ちないおまじないを唱えたっけ。
「大丈夫、大丈夫」
体に起きる嵐に言い聞かせて過ごした。
3時間半ぐらいジっとしていたかな。
天気が体に乗り移ったようだった。
気がついたらひどい雷雨の音がしなくなっていた。
私の体を覆っていた雲もやがてゆっくり去って行ったのであった。