日別アーカイブ : 2010年10月29日

投稿日:2010年10月29日

2010年10月29日

数年前、何気なく借りた「ER」にすっかりハマったことがあった。普段は物事をあまり続けられない方なのだが、この時は初回を見てから毎日毎日「ER」を見続け、多い時には6話ぐらい一気に見ていたのではなかろうか。そのうちに自分の職場がERのような錯覚に陥り、同僚のドクターに会っているかのような気分になっていたのだった。
1月に見始めて結局、私は5月後半までのほぼ半年間を「ER」で過ごしたのだった。途中同僚のダグが居なくなってからはちょっとヤル気をなくしてしまったし、グリーン先生が病気で亡くなってしまった時には本当にショックを受けたのだ。そしてその後、私は「ER」を卒業し、本当の病院に入院し患者として病院生活を送ったのだった。
時々、こうして心身共にどっぷりハマることがあるのだが、最近またハマっていることがある。これまた何気なく本屋さんで手にした東野圭吾さんの「むかし僕が死んだ家」というミステリーを読んだら、ストーリーも面白かったがそれ以上に「家の間取り」の描写などがすごく私の妄想心をそそるものがあったのだ。以降間取り好きの私は、山荘やペンションやお屋敷など普段私の生活圏にはない建物が出て来る東野圭吾作品を次々に読み進めることになっていたのだった。
最初は3日に一冊ぐらいのペースだったのだが、一日一冊の日もあったりなんかして、最近は圭吾の作り話にばかり浸っている。つまり毎日殺人事件にばかり接しているのだった。しかし「ER」の時はみんなが同僚に思えたのだが、圭吾の作品は言ってみれば私の一番苦手な「さて答えは誰でしょう?」といった、なぞなぞbookなのだ。なぞなぞは苦手、刑事みたいに推理を働かせることも出来ないのでもっぱら圭吾作品との付き合い方は「うんうん、それでどうなったの?」と圭吾の話を興味深く聞いているただの間取り好き女なのであった。
私の今年は恐らく圭吾の話を聞いてそして終わるのであろう。
殺人事件ばかりで時々憂鬱になる。
が、読み終わったあとで「あっ、これは本の中の話やったわ」と我に返って急にホっとして平和な気分に浸るのであった。