Dーnaughtの音源作業を家ですることになったので、ギタリストの窪田晴男さんとメンバーが家に来た。
私は家でギターを録音したことはなく、しかも今日の私の役所は録音やマニピュレイトといった一番不得意な項目なのだ。
私がメカ担当・・・。
大丈夫なのかなぁ。
事前に「メカ、全然だめなんですよ」「ウチは普通の木造なんで音は出せないんです」「というか、ウチはスタジオでなく普通の家なんです」とネガティブ発言をしてみたが、それでも家で作業をすることになったので、腹をくくって今日はメカ担当として頑張ることにした。
今日はおおまかな構成を作る段階となったので、ギター入れはなく鍵盤作業となり、最初のピアノのガイドは私が打ち込んでベースラインは窪田さんの作業となり、ここで窪田さんがキーボードを弾くことになった。
大先輩にこんな感想を持つのは失礼だろうが、窪田さんは本当に耳がいい。あと指示が的確なのでとにかく作業が前に進んで行く。鍵盤楽器も持ち楽器ではないのに、両手を駆使して普通の鍵盤奏者がしない運指を独自であみだして2本指だけでベースラインを弾いて行くのにはすごく驚いたのだ。
数時間一緒に作業をさせてもらったが、あらためて天才だなぁと感じた。また作業自体もとても楽しい時間だった。
「う〜ん。今日はプロっぽい作業になったね〜」
窪田さんが言った。
ダンボも、今日は大きな男の人達が来て自分といっぱい遊んでくれた楽しい日となったようだった。