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投稿日:2008年09月05日

2008年09月05日

昼前、D−naughtのko−派くんから電話が掛かってきた。
「すみません。酔っ払っていて、昨日のこと覚えてないんですよ〜。すみません。」
え。
ほんとうなの。
階段から落ちたことも、同じ話を何度もしたことも、暴言を吐いたこともキミは何も覚えていないというのですか。
「はい」
じゃぁ、私が乗ったタクシーを見送りながら、道端で「ウォー」と両手をあげてキングコング風に一人雄叫びをあげていたことも。
「あ、そんなことしてました?」
あのあとタクシーの運転手さんに言われたんですよ。「一緒に居てお客さんの方が恥ずかしい思いをされますよね」って。
覚えていないって。
覚えていないって。
どういうこと。
確かに起きていましたよ。
しっかりしゃべっていましたよ。
窪田さんと私を接待したいと言って連れていってくれた店で「おごりたかったんですけど、お金が足りなくなっちゃったんで、2千円ずつ下さい」と言ってお金を徴収したじゃないか。そのあとテーブルにのっていた窪田さんが頼んだメニューを指さして「これが余計だったんだよな〜」と言っていたじゃない。
空気を読む力はなくなっていましたが、計算力はありました。
それも覚えていないの。
「はい、全く!」
私は最近、「昨夜のことを覚えていないんです」という人間のことを、遠い祖先である類人猿が、恐らく一時的に憑依しているのだと考えるようにしている。
そう考えたら、納得が行く。
類人猿なので物を食べたり歩いたりもする。で、時々上手く日本語が使えないと、物にやつあたりをしたりもする。
「何で足から血が出てるのかな〜と思って」
だからそれは、階段から落ちたんです。
類人猿は慣れない靴を履いたことで、足を上手く運べなかったと思われる。
で。
何の用ですか。
「えっと・・・覚えていないのですみませんでしたという用でした」
私は肝心の憑依されている時に見抜けるようになりたい。
酔っ払って昨夜のことを覚えていない人は、その時必ず類人猿になっている。まぁ何でもいいから「ごめんなさい」と言って謝っておくのがベストだと思う。