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投稿日:2008年09月08日

2008年09月08日

母方のお墓が埼玉の所沢にある。
今月は祖父と祖母の命日がある月。お墓参りに行きたかったのだが一人で行くには少し遠く困っていたら、ko−派くんとkazzkiくんに連れて行ってもらえることになった。
まぁ”連れて行ってもらった”と、いうより命令をして”連れて行かせた”という方が正しい。
うんと昔、バリ島に旅行に行った時に現地の人と「物々交換」をした時は、長袖の洋服を出して銀製品をもらえたが、今日は音源作りで今度一日ご奉仕するかわりに墓参りに連れていけという交換条件が成立したのだった。
実は、前回まだ車椅子に乗っていた頃にY氏に連れて行ってもらったのだが、お墓のすぐ近くまで来た時にY氏がちょっと霊のイタズラに遭ったらしい。そっち方面を信用しない派のY氏も「う〜ん、確かに気配があったなぁ」と首を傾げたのだ。
こ、こわい・・・。
ここはとても広い敷地の霊園。明るい場所ではあるが人はあまり居ない。それで余計一人で行けなくなっていたというのもあったのだ。だがそのことを二人に話したらko−派くんはそういう話は全然怖くない。むしろ体験したいぐらいだと明るく言っていたので、護衛としてもバッチリの二人となった。
今日はまた夏が戻って来たのかなと思うような、真夏日。緑が多い霊園は晴れた日は綺麗な草原に来たような解放感がある。
そうだ、お墓に行く前に売店で花を買おう。
私達3人はお墓参りに来たのだが、なんとなくいでたちが「お参り」というより「墓荒らし」「かつあげ」にやって来たイメージがある。スキンヘッドにタトゥ、杖をついている私もサングラスをすれば若干いかつい風貌になり・・・
<お墓参りなんですぅ>
と、心の中でつぶやきながら供花を買ったのだ。
青い空に夏雲が光っていた。
今日は霊もイタズラをしなかったみたいで、終始のどかなお墓参りとなった。
おじいちゃん、おばあちゃん。
こんにちは、会いに来ましたよ。
ご先祖さまはどんな人達で、どんな暮らしをしていたのだろう。
祖父より上の代のことを私は知らない。
だけど
いつもありがとう。
安らかにお眠りください。
そして私とみんなが元気で過ごせますように。
これからもどうぞお守りください。
わたがしのような雲が空に浮かんでいた。
蝉の声。
ここだけ8月のお盆の時期に季節が戻っていた。