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投稿日:2009年07月15日

2009年07月15日

お昼、種ともこさんとランチをする。
いつもみずみずしい感性で、種さんは思いついたアイデアを努力で実現していく。
「この人と会うと、なんだか元気が出る」という人が居るが、種さんもその中の一人なのだ。普通にご飯を食べながら会話をするだけで、帰り道には自分の中にすががしい風が吹いてくる。先日のライブがすごくよかったので、”あれは、どうやってあんな風にされたんですか”などなど、質問をいろいろする。最近面白かった本を教えてもらったり、娘さん息子さんの話に笑ったり・・・。
帰りに、今日はこのあとサイモン&ガーファンクルのコンサートに行くと言ったら、種さんが丁度東京ドームでの公演を観られたのだそうで、とてもよかったということも聞けた。
ランチのあと、家に帰ってからそのサイモン&ガーファンクルのコンサートに行く。今日の公演は武道館、追加公演で東京はこれが最後の公演ということもあってか、年齢層も幅広くさすがにすごい人だった。
サイモン&ガーファンクルの音楽に触れたのは、映画「卒業」が初めてだったかもしれない。もっと前に聴いていたかもしれないが、グループ名を覚えたのは、この「卒業」という映画だったと思う。特に好きなアーティストでもなかったが、私の所属している事務所「キャシーズソング」はポールサイモンの曲の名前から来ている。それ程、社長のY氏がポールサイモンフリークなのだ。それで長年お世話になっているうちに、曲やらサイモン&ガーファンクルの歴史をかなり吹き込まれたのだが、そんなに吹き込まれて今なお「それほど好きなアーティストではない」距離をキープしているので、私の中では”印象が薄い”というのが正直なのだが、今日のコンサートはとてもよかった。音楽と共に人生を歩いた二人の姿は、それだけで深みがあって、決してそれははたから観る人の思い入れでそう見えるということではなく、コンサートを観ながら、何故かしら「人生」について漠然と考えるモードに入っていたのだった。
今まで「音楽と共に生きる人生」だなんて、口にするには大き過ぎる言い回しのように思ってきたけれど、今日は種さんに会って、サイモンとガーファンクルを観て、何か感じられるいい一日だった。私も自分なりの「音楽と人生」というものについて、成長成熟させて行けるよう、それを頭のどこかに置きながら毎日を迎えたいなと思った。