昨日の外来帰り、バスに乗っていつもと違うルートで帰る途中でのこと。
文京区は東京23区の丁度真ん中にある区で、東大や湯島天満宮、東京ドームのあるところで、住宅街という感じではなく住宅もあるがどちらかと言えばビルなどの施設が多い街だ。
バスを降りて、駅に向かって歩いていると「ここは何屋さんなんだろう?」と、近くの町ではあまり見かけないようなお店も見つける。
<へぇ、ここは介護用品の老舗なんだ>
大通りに面してこじんまりしたお店があるのが特徴だ。きっと昔はこのお店ぐらいの規模で道も走っていたんだろうが、周りがどんどん変わって行ったエリアなんだろう。まさにここも都会の中心部でよく見るような景色だ。
「ん?ここは何屋さん?」
古めの建物の店のガラスに女の子とラブラドールが写っている写真が何枚も張ってある。一枚が割と大判で、それが何枚もガラス窓一面にあって、ショットは違うが同じ女の子とワンちゃんが仲良く楽しげに写っている写真だった。
<写真館?>
一見そんな感じだったが、それにしては素人のスナップ写真っぽい。
<お孫さんが可愛くて、きっとこうして張ってあるんだわ>
微笑ましいなぁと思った。
<何のお店だろう?>
そのまま歩いて店の前を過ぎると中が見えた。
ここは馬肉専門店。大きな馬肉の塊が見えた。
犬と女の子が戯れる写真があって、その次に目にしたのが馬肉というのがちょっとショッキングだったのだ。馬と戯れる写真だったらもっとショックを受けたかもしれないが・・・・。うーーむ。お肉屋さんとして見るには落差が大きすぎた。
でも長くここでお店を開いている様子なので、この店も歴史があるのだろう。
時々、個性的な店がぴょこんと顔を出す。
都会の中を歩くと、こんな発見があるのだ。