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投稿日:2010年02月16日

2010年02月16日

ピンポ〜ン。
昼過ぎにチャイムが鳴ったので、出ると管理会社の担当の女性だった。
「こんにちは、どうも〜」
多分、今日出勤してきたら電話があったわよと同僚に言われて来たんだろう。ベニヤ板の件で参りましたと言って、斜め裏の家に行って事情を知っているかどうか聞いて来ると言いすぐに行ってくれた。
しばらくして、またチャイムが鳴った。
「ベニヤ板、やっぱりあそこのお宅の方がつけられていました」
管理会社の女性が言うには、前にこの部屋に住んでいた人が一日中換気扇を回していて、その音がうるさくて立てたらしい。「今度の人はそうでもなさそうだから取ってもいいですよ」と了解を得て来たと言うのだが、私はちょこっとそれにカチンと来た。
勝手に他人の敷地に入って、人の敷地に何かを取り付けておいて、それが壊れて私ん家の壁を風にあおられては叩いているというのに、「取ってあげてもいいですよ」という上から目線ってどうなのだ。だいたいここん家は敷地目一杯に家を立てて更に継ぎ足して3階建てに仕上がっている。自分家を隣家ギリギリまで広げたら隣りと至近距離になることはわかっているはずなのだ。
他人の敷地にまで侵入してくるなんて。
お宅は戦国武将か。
「数日以内には取って下さるみたいですよ」
と、言い残して管理会社の女性は帰って行った。
しばらくすると・・・・。
バリバリ!ガリガリ!ドスン!
ベニヤはがし隊がやって来てバリバリと音を大げさに立てていた。怒っているようにはがしているのがわかったが、相当ガッチリ取り付けていたようで、はずすのも結構苦戦している様子だった。
バリバリ!ドンドンドスン!
外に居るのは多分おばちゃんと思われる。
ちっとも私が小さくなる必要はなく、私だって相当怒っていたのだが、外は嵐がやってきたのかと思うほどの荒れ模様。動物のカンで「この武将とは戦ったら負ける」と察知し、それからはというもの、音を立てずに部屋の中でしずか〜〜に嵐が過ぎるのを待ったのであった。