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投稿日:2010年02月19日

2010年02月19日

犬のしつけの本には、「粗相をしたら、その場で叱るのはいいが、時間が経ったら叱ってはいけません」と書いてある。理由は、あとで叱ってもその時には犬は忘れてしまっているからなのだそうだ。
だけど、そうなるとちょっとだけ腑に落ちない部分がある。
というのは、ウチの犬は私の留守中にゴミ箱を荒らしたら私が家に帰って来た時に、それまで寝ていた布団の中から飛び出てきてベッドの下に逃げることがあるからだ。それは私がゴミだらけになった部屋を見る直前のことなので、私のちょっとした怒りが伝わって、ということではない。
私の居ない時に、ゴミ箱をあさり・・・・。
犬は犬なりに考える。
<ヤバイかも。これじゃ叱られるなぁ>
でもゴミを元通りに出来ないので、まぁとりあえずくつろいで過ごしている。
どれぐらいか経って、そこに私が家に帰って来る。
<まずい!帰ってきたぞ>
何もしていない時は、呼んでも布団の中から出て来ないのに、この時ばかりは私が部屋のドアを開けた瞬間に逃げ込む後ろ姿が見えるので、<何かやったのね>と私は理解する。
なので私は、粗相をしたことを実は犬は覚えているんじゃないかと思っているのだ。
<粗相をしても、時間が経ったら忘れたフリをしよう>と、犬という生き物が一斉に取り決めをしていて、人間達をうまくだましているだけなんじゃないかと思うのだ。
家を空けていて帰りが少し遅くなった時に、嫌みのようにエサ箱の中にうま〜くおしっこをしてあるのは何故。
ねぇ、変だよね。ダンボちゃん。
可愛い表情を作って首をかしげて見上げてもだめ。
お前は本当はもうちょっと頭がいいんですよね。
<今日って、もうご飯あげたっけ?>
私が思い出せないでいる時に、必ず「もらってないよ!」「おなかペコペコだよ!」とアピールをする。
しつけ本に書かれているより、犬はもっと計算高くて記憶力がいいのである。