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投稿日:2010年02月05日

2010年02月05日

家から割と近い所にある家がある。
少し前、そこはお引っ越しをするのかな?という雰囲気があった。家の前の荷物が片付けられ、やけに殺風景な玄関になったなぁと思っていたら、しばらくして次に家の前を通ると、白いペンキが門に塗られていたのだった。
<ペンキの塗り替えをしているんだ>
町内では数軒の家が一年のうちにポツポツとペンキの塗り替えをしている。塗り替え中のお宅は、外に足場が組まれて建物全部が囲まれている状態で、”ただいま建築中”ぐらい大掛かりな外観になるのだが、この家では業者さんでなく、恐らく家人が休日を使って少しずつ塗り替えをしていると思われる。
<ちょっといびつだけれど・・・>
<最終的にはきっとつじつまを合わせるんだろう>
そう思って、白ペンキを被ったような門を後にしたのだったが・・・・。
しばらくして、その家の前を通ると、その白ペンキを被った門はそのままになっていて、更に門の前の短い私道のコンクリート部分がこれまた白ペンキを被ったような状態になっているのを見つけたのだった。そして前は土だった所に白い砂利が敷いてあり・・・・。
家人も失敗だと思っているんじゃないだろうか、と思う程不器用な玄関先になっていたのだ。
<ありゃりゃ>
<やっぱりペンキ塗りは素人じゃ難しいんだわ>
ちょっと気の毒に思えて、その日はその白い家を後にしたのだった。
そして今日。
白い家はその白ペンキで玄関と壁がベトっと塗りたくられていて、いよいよ収拾のつかないおかしな景観となって完成していた。
<オー、マイ、ガー!>
更に頑張ってみたが、より深みにハマってしまったという状況。
真っ白なのに、こんなに汚い白い家は見たことがなく、私もコレにはビックリしたのだ。
ペンキの塗り替えって、難しいんだ・・・。
そう私も学習させていただいた。
リセットボタンがあれば、塗り替える前のお家に戻してあげたい。
<でも、中に居れば外側の色なんて気にならないってば>
心の中で励ましてみる。
ちょっぴり気の毒な白い家なのだ。