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投稿日:2010年02月26日

2010年02月26日

ダンボは眠っている時、たまに夢を見ている。
寝言で吠えているからだ。
寝ている時に吠える時は、実際の吠える声とちょっと違う。本人はワンワンといつものように吠えているんだろうが、そばで見ていると喉の奥でワンワン!と吠えているだけでちっともうるさくはない。ただダンボ自身は目一杯吠えているので、身体ごと寝ながら小さく跳ねているのだった。
多分、家に居る夢なんだろう。
ダンボが吠えるのは家の中に居る時だけ。ネコの鈴を音を聞いたか、チャイムが鳴ったか、私が出かける時なのかのどれかで、寝言吠えは放っておいたら1〜2分はワンワンやっているので一体今は何の夢を見ているんだろう?と、可笑しくなってくるのだった。
去年の今頃のダンボは肝臓の数値がひどく悪くなっていて、先生の方からもあまりいい状況を聞かされてはいなかったので家の中が暗かった。その頃の私は丁度「ハコイヌ」の音楽を毎日のようにやっていた時で、犬のお話の映像に音楽をつける作業は個人的にはいろいろな想いが湧いてしまい、途中で泣けてきて進めない時間が何度もあった。
昨日、ダンボは7歳のお誕生日を迎えた。
もう若い犬でなく、これからシニア犬になるあたりの年齢になった。
ダンボが居てくれるから、きっと私の家の中はあたたかく明るいものになっているのだと思う。
ヒーターをつけたら、ピョーンと飛び出てきてヒーターの前を陣取る。キッチンで料理をしていたら、落とし物を狙って足元にウロウロとまとわりつく。我が家では私が落としたものを拾ってくれたらオヤツをあげるという約束があるので、何か床にうっかり物を落としたら、その時もピョーンと飛んで来る。ワンワンと吠えまくり、私に飛びついてきたり、遊ぼうよと誘ってきたり。決して私の為に何かをしてあげている意識はなく、自分の好きにやっているそれがダンボという同居人だ。
ワンワン吠えている夢を見ている時、私は少し幸せな気分になる。
それは夢の中で、ダンボが日常の自分の居場所に居るからだ。
夢の中と現実がリンクしているのがいい。
ダンボ、目を覚ましてもダンボの大好きな家に居るよ。
黒目の大きな瞳でいつも私を見上げている。
一緒に暮らせる幸せを日々味わっている。