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投稿日:2010年05月01日

2010年05月01日

東京もツツジの季節に変わったのだ。
公園や道路脇、外に出ればツツジがそこここに咲いている。花木の種類というのは年々増えているが、このツツジは昔ながらの色と形だ。ショッキングピンク色したもの、うすいピンクで中が濃い色をしたもの、花数が多いので地味な花木ながら華やかに見える。
桜のあとはこのツツジが咲き誇る。桜が満開だった時にはあんなに「お花見」と称してみんなが繰り出して来たのに、「ツツジでお花見」というのは聞いたことがない。外で飲んだり食べたりするには、気温的には今位が丁度いいとは思うのだが、ツツジはやっぱり地味な存在なのかもしれない。
実家の近くの公園にはツツジがあって、小学生の頃はよく蜜を吸って遊んだのだ。誰が教えてくれたのか、ツツジの蜜の吸い方は私の学校でも流行った。ツツジにも毒のある種類があるらしいので、身近にあったツツジは毒のないタイプだったのだと思う。真ん中のヒゲを抜いて、花の付け根の辺りをチューチューと吸うと、甘い砂糖水のような味がして美味しかった。採った花はそのあと水に入れてつぶして、ままごと遊びの「ジュース」になって、そこら辺にあるもの全てが遊びのアイテムになっていたなぁと思い出すのだ。
寿命はだいたい150年ぐらいなのだそうだが、中には樹齢800年のつつじ、なんてのもあるらしいので実家近くの公園は今もツツジがあるとすれば、それは私が子供の頃に摘んだ木に違いない。
ツツジを漢字で書けば「躑躅」となる。
回答率はどれぐらいなのかわからないが、私は読み書き両方共無理なのだ。