今日は二十四節気の小満。去年は20日だったが今年は今日が小満になるのだそうだ。
小満は「万物が成長して、一定の大きさに達して来るころ」で、ウチの雑草は6月になったら生い茂って来るのだが、街路樹の若葉達もそろそろそんな頃になってきたなと思うのだ。
自然界に存在するあらゆるものが満ちてくるということで、動物達も活発に動き出す頃らしい。
そして私はほんの少しまたゴキブリの存在に怯える時期となって来るのであった。
せっかく我が家は去年、ゴキブリ駆除のプロにお願いしてゴキブリゼロにしてもらったのだが、ゴキブリに遭遇する率が高い「お仕事」が私にはまだあるのだ。
私の住んでいる所は一階と二階が賃貸になっている。大家さんは遠く山口県にお住まいなのだが、どういうわけかここの建物の水道料金は、大家さんが一括でまず支払って、それでそれぞれ請求が大家さんから来て、私と上の階に住む人が家賃と同時に支払うシステムになっているのだった。
計算方法は、建物の奥にある子メーターと親メーターの数字から、上の階と下の階が使用した水道料金を算出する方法。で、そのメーターの数字を大家さんに連絡をする役目を私が担っているのだ。見て報告するだけで水道料金を1500円割り引いてもらえるのでラッキーと言えばラッキーなのだが、これが私にとって苦行に値するのであった。
まず、水道メーターのフタを開けるとそこにはゴキブリが居る率が非常に高いのだ。冬には居ないのだが夏にはほぼ「居る」。しかもこの水道メーターは、まずフタを開け、更にメーター器についている小さなフタを開けてようやく数字が見えるので、どれだけ頑張っても15秒ぐらいはそこにしゃがんでジっとしていなければならないのだ。
ゴキブリがこの数字を読んでくれたらどれぐらいいいだろう。
それを親メーターと子メーターの両方やらないといけないので、私にとってはこの時期ぐらいからフタを開けるのがすごくストレスになっているのだった。
ゴキブリが居ませんように。
お祈りをしながらフタを開ける。
あまりあわててやると、はずみでフタがまた閉まってしまい、再トライせねばならん。またフタを開けられても肝心の数字のところが砂埃で見えなくて、指で払わないといけない時もある。なるべく短時間で終える為には、ある程度どっしり構えてこの作業をしなければならないと学習してからは、吐きそうな思いをこらえながらメーターの数字を読んでいるのだった。
小満かぁ・・・・。
そろそろ、出て来る頃。
2ヶ月に一度、ほんの1分弱の作業で1500円。
別に怪しいバイトではございません。
アルバイトで水道メーターの数字を読みに来てくれる人を応募したいのである。