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投稿日:2010年11月13日

2010年11月13日

新聞を見ていたら、淀川の河川敷で大麻草が栽培されていたという記事を見つけた。
まぁ、一体どこの辺りなの?
住所を見たら通っていた中学校のすぐそばだった。
この辺りはすんごくのどかな場所で、淀川の河川敷も広々としている。特に冬場は枯れた色をした広大な土地になって寒々としていて、遠く枚方の街が見渡せる景色のいいところなのだ。ここを歩くのは犬の散歩に来る人か、自転車で探検をしに来る人、そうでなければたまに出没するという噂をされる変質者ぐらいで、確かに人は来ない。子供達にとっては基地ごっこをする秘密めいたところでもあったのだが、まさか大麻を植えてもバレないだろうと思う人間が出るとは思わなかった。
実家の辺りは「大阪と言えば道頓堀!」のイメージとはかけはなれた風景の町。それでも人は割と住んでいるし、ちゃんと町としての機能は果たしている。普通に人が暮らす町なのだ。だが、他所もんにとっては人気のない閑散としたエリアに見えるらしい。今年も悲しいかな、死体遺棄事件があった。これは実家の町内で歩いて数分の淀川土手だ。死体遺棄事件はこれだけじゃない。私がまだ実家に居た頃にも駅に行く道の生活水路に死体が遺棄されていたことがあり、いずれも犯人は離れた場所からわざわざやってきてこの地に遺棄していったとあとで知ったのだった。
割と人は住んでいる。
割と、という言葉しか使えないのがはがゆいが、確かに人は住んではいるのだ。
今回の大麻草を育てていた事件も犯人は他所者なんだろう。
私の育った町は、人目につかないような印象を受けることによって事件に関わる町となってしまったのか。
この現状を覆すべく高槻のはずれにあるエリアの住民は、もっと「ここに人が住んでいます」ということを主張して認知をしてもらわねばならないのではないか。ならば私も声をあげよう。「上牧」近辺にも人は割と住んでいる。淀川にも割と住民は散歩に出かけている。夜がちょっと早いだけで本当に割と人は住んでいる。
ほんのちょっとでも犯罪抑止につながらないかと思っている。