最近はどの店もポイントカードなるものを発行している。
「ポイントカードはお持ちですか」
清算の時に尋ねられる。
よく来るお店の場合、ポイントカードがあるのなら、機会があれば作ってもいいなと思っているのだが・・・。
「いいえ」
と返事をしたら、「失礼致しました」という返事で何事もなかったかのように清算が終わり、「ありがとうございました」と頭を下げられて終わってしまうのである。
ポイントカード、私は要らないのよ。
という顔をしているかしら、私。
逆にポイントカード、作りたいんですけど・・・。
と、思いつつもまぁいいかと店を後にしてしまうのだった。
ポイントカードは、よければお作り致しますと声をかけてくれる店と、ないのならそうですかとあっさり話を終わらせてしまう店とがある。ドラッグストアとスーパーでの買い物では後者がほとんどと言ってもいいので、もしかしたら、出来るだけポイントカードは店員さんの方から勧めないというマニュアルでもあるのかと思うほどなのだ。
今日は某ドラッグストアでポイントカードの有無を尋ねられて、「失礼致しました」で話が終わりになった時に、思い切って「あのぅ、ポイントカードは作れますか」と言ってみた。
するとあっさり入会手続きを書いて、そして「本日は月曜日ですので3%引きになります」と言ってお会計がいきなり3%引きになったのだった。
最初から貴女は3%引きになるのを知っていたのね。うむむむむー。あやうく3%引きの恩恵を受けられなかったところだったじゃないの。
ポイントカードはお店にとってお客に広めたいものなのかどうなのか・・・どういう存在なのだろう。
カードを持っていないと答える時、少し罪悪感がよぎる。
それなのに、カードを作りたいと自己申請するのにちょびっと言い出しにくい空気を感じる。
たくらみがわからない。
ドラッグストアとスーパーの謎なのである。