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投稿日:2011年01月30日

2011年01月30日

シリコン製のキッチンツールがすごい勢いで普及している。
見た目が柔らかいので、これで本当に耐熱性があるのだろうかと今ひとつ信用出来なかったのだが、今や店頭に並んでいるのはシリコン製のものがだいぶ多くなっていて、「埃が付着しやすそうだから」「溶けちゃいそうだから」と否定的だった私も、最近は古くなった木製のキッチンヘラをシリコンに買い替えようかと思うようになってきた。
シリコン製のキッチングッズは何と言っても色が明るいのが特徴だ。レッド、グリーンなどの一般的な色の名前以外にもラズベリー、オリーブなんていう色目のものまで出しているメーカーもあって、キッチングッズ自体もカラフルになったのだ。
確かに可愛いツールで作業をすると、気持ち的に同じ作業でも楽しくはなる。先日ピンクの「立つおさかなしゃもじ」を買ったら、ご飯をよそうだけなのに嬉しかった。ご飯をよそう行為を嬉しいと思ったことがなかったので、雑貨好き人間にとっては「シリコン製」であることよりも「可愛い色と形」に心を奪われるかもしれない。
それにしても、こんな柔らかいシリコングッズが本当に熱に耐えられるのかしらん。
昔人間の私はまだ疑っている。
フライパンでジュっとやったら、ジュっと溶けて変形をしてゴムの焼けたにおいがしてくるのではないかと最初に想像をしてしまうのだ。
それに、こんな明るい色の物で調理をしていたら、逆に食材に相反して食欲が失せないのかしら、とも考える。水色のフライ返しで目玉焼きを作っている時、果たしてその目玉焼きは美味しそうに見えるのか。
シリコンキッチンツールが出てから、キッチングッズはどんどん花が咲いたように色が増えて行く。しかし「色」だけで言うなら流し台の排水溝のフタはステンレスがよいと思う。数年前黄色の可愛いフタにしてみたら、流し台を使用するたびに色がズズ黒くなって逆に汚くなってしまったからだ。
そして結局ステンレスの定番のものに戻した。
その方が清潔な流し台になった。
こういうこともあるので、全てがシリコン製に代替えすればどこかしら不便が出るとは思うのだが・・・・。
キッチングッズがステンレスで銀色が当たり前だった時代は今は昔となった。